家族歴と自分の気弱性

自分は精神に気弱性があるようだ。

疲れやすく社会人生活に支障をきたしているので、色んな病院を回って原因を突き止めようとした。結論、親戚で自殺した人がいるから、その遺伝のせいで気弱性がある可能性が高いということだった。

自分は睡眠障害の中でも過眠症に悩まされてきた。最初はホルモンの乱れが原因かと思い婦人科へ。生理前特有の眠気問題は解決。でもこれまでとは違う感じの過眠に襲われた。メンクリに通い、過眠専用の漢方薬を飲んだが、2~3か月したら症状が復活する。

睡眠外来に行ってみた。突発性過眠症の可能性は低いと判断され、睡眠相後退症候群の可能性があると診断された。睡眠リズムを整える習慣をつけるために、寝る前30分のスマホやテレビ禁止などを実践している。これが過眠症状の予防につながるといいのだが。

最後の望みと、成人期発達障害外来に行った。そこでは結論、自閉症ADHDと診断は下されないだろうということになった。話を聞いたところ、自閉症と診断される方は本当に友達が作れないとのこと。幸い自分は友達作りだけは問題なかった。続かないことが多かったけど。あと、ADHDは話が頭に入ってこないので、議事録とか全然書けないようだ。自分はどれにも該当しない。

先生も困った様子だった。無駄な時間になったら失礼だと思い、自分がここに受診するに至る経緯を語ってみた。先生は親身に話を聞いてくれた。そして、精神の気弱性に問題があるかもしれないと考えたようで、家族歴について質問してくれた。

「親戚で自殺した人はいるか?」記憶の奥に蓋をしていた記憶が開いた。「あぁいます...祖母を自殺で亡くしています...」

親ははっきりとは言わなかったが、内容から察するに祖母は自分で命を絶ったようだ。死後まもなく、祖父が後妻さんを連れてきた。それを見た子供(私の母、伯父)は「父が浮気をしたせいで母が自殺した」と考えたらしい。それが原因で伯父は家出した。

あと、父の家系も問題があった。母(私の祖母)は父が小学生の時に亡くなったらしい。死因はいまだに分からない。でも自殺だと思う。死因を隠したがるから。

あと、父の兄は統合失調症だったと聞いた。だから親族と会わせることができなかったと父が語っていた。だから伯父と最初で最後に会ったのは葬式だった。ちなみに死因は老衰。

これまでのことを纏めると、自分の気弱性は遺伝的なものに起因している可能性が高いということ。そこに、虐待被害が加わっておかしくなったのだと思う。

うつ病って発症するかどうかは遺伝子次第という研究結果があるようだ。詳しい話はここでは省略するが、うつ病を発症するかどうかは、環境要因よりも、遺伝要因が大きい。だから、「うつ病心の風邪。明日は我が身だよ」と綺麗ごとを吐く人もいるが、発症するしないは遺伝子次第なんだろう。

でも、環境次第では発症リスクが下がるからと、転職を勧められた。頑張る。

これまで蓋をしてきた記憶を短時間でバァーー!!!!と開けたせいかエネルギーを大量に消費してしまった。その日は寄り道をせずに、近所のスーパーで高カロリーの食べ物を買い漁った。ポテチ、フライドポテト、お寿司とか。

遺伝的な要因による気弱性ともなると、治療方法がどうなるのか、メンクリの先生に聞いてみようと思う。たぶん以前から言っているように「自分の感情を取り戻す」という作業が一番の近道だと言ってくれるとは思うが。